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京大物理'09年[1]検討

京大物理'09[1]検討

[1](解答はこちら) 2009年度の京大物理の力学は、例年と比較して易しめです。[2]が重たい問題なので配慮したのでしょう。ですが、ボリュームはたっぷりあるので、本問で時間を使いすぎると、[2]をじっくり解いている余裕がなくなります。従って、かなり急いで解き進む必要があります。
本問では、「加速度」と「加速度の大きさ」、力の向き
(特に摩擦力の向き)などに充分注意をしましょう。京大の物理の問題で感じるのですが、「速度」と「速さ」がごちゃ混ぜになっていて、符号をどうして良いのか悩む空所があります。論述問題であれば、採点者が答案の前後を見て判断できると思いますが、空所補充形式の京大物理では困ったことになります。本問では、わざと混ぜて受験生が符号を意識しているかを確かめようという意図があるのかも知れません。
本問では、剛体の転倒を扱っています。クレーンが転倒して被害が出るような事故も起きるので、教科書での扱いは小さいですが、「転倒」は入試では重要なテーマです。本問では、重力・慣性力の合力の作用線が斜面と接している物体の面の端のどちら側を通るか、というところに着目します。重力・慣性力の合力の作用線が斜面と接している部分を通過すれば、その交点に抗力
(垂直抗力と摩擦力の合力)が、重力・慣性力の合力と等大逆向きに働き、両者はつり合うので、物体は元々静止していれば静止の状態を続けます。重力・慣性力の合力の作用線が、物体と斜面が接している部分を通過しない場合には、抗力は物体の端点に働くので、物体に偶力が働くようになり、物体は回転を始めます。重力やクーロン力などを除いて、力は物体同士が接触している部分に働き、抗力が働く点は物体と斜面が接触している部分にしか働かず、従って、重力・慣性力の合力の作用線が接触している部分から飛び出してしまうと、物体は転倒してしまうのです。
「転倒」を除くと、本問では教科書レベルの基礎事項の理解が問われているだけです。摩擦力、慣性力、エネルギー、円運動の遠心力、と、力学全般に渡って出題されているので、しっかり勉強してきた受験生でないと完答は難しいですが、考え込むような部分はありません。基礎ができていれば、慎重かつ迅速に、要領よく処理を進めていけばよいのです。



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テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

  1. 2009/05/04(月) 04:11:39|
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